LGBTQ ART LABORATORY
DIALOGUE × DOCUMENTATION

社会とLGBTQAコミュニティをクリエイティブにつなぐアートプロジェクト

本事業は、LGBTQコミュニティ発の若手アーティストが、芸術文化を通じて社会におけるセクシュアルマイノリティをとりまく課題を共有し、クリエイティブに社会への理解促進を目指す取り組みです。
一般的に関わりにくいとされる LGBTQA 当事者の想いを伝えるため、これまで作品展や作品プレゼンテーションを実施してきました。
2022年度は、LGBTQ ART LABORATORYの若手アーティストが、コミュニティのキーパーソンによる実践のドキュメント映像制作と発表を行い、多様な価値観を持つ人々が生きる社会のあり方を大阪から世界へ発信します。

▶︎ LGBTQ ART LABORATORY・これまでの活動

Documentation

「LGBTQ ART LABORATORY」の若手アーティスト・ YAMATO による、コミュニティのキーパーソンの芸術実践を撮影・記録したドキュメント公開。

＜性別を超えた表現の場をつくる＞

渋谷区立松濤美術館企画展
「装いの力 - 異性装の日本史」展の現場から

2022年9月、渋谷区立松濤美術館企画展「装いの力 - 異性装の日本史」展にて、1989年より30年を超えて継続される日本初のドラァグクイーン・DJオーガナイズによるパーティDIAMONDS ARE FOERVERが特別なインスタレーション《CQ!CQ!This is POST CAMP》を出展。
本展では、シモーヌ深雪、D・K・ウラヂが総合ディレクションを担い、既存の性を超えた表現のありようを提示した。

渋谷区立松濤美術館企画展「装いの力 - 異性装の日本史」出展
DIAMONDS ARE FOREVERによる特別インスタレーション

《CQ! CQ! This is POST CAMP》
2022年　ミクストメディア
　

DIAMONDS ARE FOREVER
DJ LaLa
DJ kor
シモーヌ深雪
ブブ・ド・ラ・マドレーヌ
フランソワ・アルデンテ
そよ風さん
アフリーダ・オー・ブラート
ショコラ・ド・ショコラ
D・K・ウラヂ

Direction：シモーヌ深雪＆ D・K・ウラヂ
Sound Creation：DJ LaLa / DJ kor
Management：緒方江美（アフリーダ・オー・ブラート）
Total Creative Direction : D・K・ウラヂ

展示制作協力

南琢也、石谷治寛、山本アキヒサ、北原和規、後藤大輔、YAMATO、

HAGA MOMO、マリーゴールド・マリー、合田有紀、辻本佳、
藤本隆行、高谷史郎、松園健史、ジャン・ロー、YOSHIKI SAITO、

スーザン・コールドバーグ、藤原誠有、福本整、坂井智明、
早川智彬、石谷岳寛、江村耕市、川端将来、
クラブメトロ、有限会社ハタヤ、株式会社サンエムカラー、スタジオツキミソウ、コミュニティセンターdista

ドラァグクイーンによる絵本読み聞かせ
Peek a Queen -For Children’s Curiosity
ができるまで

2019年に大阪で始まった、ドラァグクイーンによる絵本読み聞かせ・Peek a Queen -For Children’s Curiosityは、シモーヌ深雪による構成・演出のもと、子どもを対象とした独自のプログラムとして実践されている。2022年には、ロームシアター京都で行われた「プレイ!シアター in summer 2022」の一環として開催。ドラァグクイーンによる表現の礎を探った。

Peek a Queen -For Children’s Curiosity_1

Peek a Queen -For Children’s Curiosity_2

Peek a Queen -For Children’s Curiosity_3

Peek a Queen -For Children’s Curiosity_4

Peek a Queen -For Children’s Curiosity_5

Peek a Queen -For Children’s Curiosity_6

Peek a Queen -For Children’s Curiosity_7

Peek a Queen -For Children’s Curiosity_8

Peek a Queen -For Children’s Curiosity_9

Peek a Queen -For Children’s Curiosity_10

Peek a Queen -For Children’s Curiosity_11

Peek a Queen -For Children’s Curiosity_12

Peek a Queen -For Children’s Curiosity_13

Peek a Queen -For Children’s Curiosity_14

Peek a Queen -For Children’s Curiosity_15

Peek a Queen -For Children’s Curiosity_16

Peek a Queen -For Children’s Curiosity_17

Peek a Queen -For Children’s Curiosity_18

Peek a Queen -For Children’s Curiosity_19

Peek a Queen -For Children’s Curiosity_20

Peek a Queen -For Children’s Curiosity_21

Peek a Queen -For Children’s Curiosity_22

Peek a Queen -For Children’s Curiosity_23

Peek a Queen -For Children’s Curiosity_24

Peek a Queen -For Children’s Curiosity_25

インタビュー・花形文化通信,2020年08月14日
▶︎ドラァグクイーンの夜の世界に特化した「読み聞かせ」を

Dialogue

自身のセクシュアリティと対峙しつつ、独自の表現を行う作家や実践者による作品プレゼンテーションを記録。また、各分野で、セクシュアルマイノリティへの理解促進をすすめる専門家のレクチャーを通じ、社会におけるセクシュアルマイノリティをとりまく課題を共有し、オンライン上の対話の場＝LABORATORY(実験場)の創出を行った。

YAMATO フォトクリエイター

@pb_yamato

Interview▶︎

1988年生まれ。
自己表現の１つとして2017年よりカメラを始める。風景などのスナップを経て現在ではポートレートを主として写真活動を行う。ブライダルの仕事に携わった事をきっかけに、同性カップルやセクシュアルマイノリティを被写体としたシリーズを撮りはじめる。近年は、性感染症予防啓発資材発行制作等も行っている。
2022年に、ドラァグクイーンのシモ―ヌ深雪ら、コミュニティのキーパーソンの実践を追うドキュメントを撮影。
-
YAMATO写真展
「L portrait」(2019年,コミュニティセンターdista)
「LGBTQ ART LABORATORY EXHIBITION vol.1」(2020年,コミュニティセンターdista)
「LGBTQ ART LABORATORY-社会とLGBTQコミュニティをクリエイティブにつなぐ可能性ー」(2020年,オンライン)

Interviewボタン

田中めいキュレーター

日ノ本虎徹造形家

@ktt829hnmt

1996年8月北海道生まれ
大阪を拠点とし、絵画、立体造形、服飾等幅広い分野で造形を通じ、自己表現を行う。
「我々の姿をあえて克明に描くことで、我々に対する偏見や隠れた差別意識、認知度の低さを問題定義し、
解消していくことを願う」と真摯なテーマを軸に、自身のセクシュアリティを出発点に描く肖像シリーズ《それでも花をきっとずっと咲いていく》や、男性同性愛者の視点からみた男神像「アドニス」を具現化した立体作品等を制作。

「LGBTQ ART LABORATORY EXHIBITION vol.1」
　(2020年,コミュニティセンターdista)
「LGBTQ ART LABORATORY-社会とLGBTQコミュニティをクリエイティブにつなぐ可能性ー」
　(2020年,オンライン)
「それでも花はきっとずっと咲いていく」
　(2020年,コミュニティセンターdista)
「LGBTQ ART LABORATORY EXHIBITION vol.3」
　(2021年,fukugan gallery)

専門家によるレクチャー
南和行弁護士・なんもり法律事務所